物価高による節約志向が続いている影響で、家計が消費に使ったお金は2年連続でマイナスとなりました。

総務省が発表した家計調査によりますと、2024年度に2人以上の世帯が消費に使った金額は月平均30万4178円で、物価の変動を除いた実質で前の年度と比べて0.1%減少しました。

物価高騰による買い控えが要因で、2年連続のマイナスです。

具体的には肉類や野菜、果物など「食料」への支出が1.0%減りました。

一方で、食費を削るのは難しいことから、消費支出に占める割合を示す「エンゲル係数」は28.3%となり、1981年度以来、43年ぶりの高水準となりました。