無断でつくった合鍵で、元部下の女性が暮らす住宅に侵入した罪に問われていた青森県の西北教育事務所の元所長の男に、執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。
判決を受けたのは、西北教育事務所の元所長・加藤寛隆 被告(56)です。判決によりますと、加藤被告は2025年2月、好意を持っていた元部下の女性が暮らす青森市の住宅に無断で作った合鍵を使って侵入した罪に問われていました。
加藤被告は、2024年から複数回にわたり同様の行為をしていたとされています。
8日に開かれた判決公判で、青森地裁の藏本匡成 裁判官は「鍵の番号を書きとめ、作成した合鍵で施錠を解いて侵入することは、強固な犯意にもとづき、悪質なもの」などとして懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。