今年もにぎわいをみせたゴールデンウイークの観光地。特に、あのアニメ映画の影響は大きかったようです。
4月26日から5月6日まで、最大で11連休となった今年の大型連休。
県内を発着する列車の利用者数は、
北陸新幹線(軽井沢~高崎間)が73万9000人で前年比103%、
特急あずさ(上諏訪~甲府間)が16万2000人で前年比102%、
特急しなの(長野~松本間)が5万人で前年比102%と、いずれも去年を上回りました。

観光地で目立ったのは、信州を舞台にした公開中のアニメ映画「名探偵コナン」に関連する施設の盛況ぶり。
南牧村の「野辺山宇宙電波観測所」には、去年の同じ期間の5.6倍にあたる1万8000人余りが来場。最も多かった5月4日にはおよそ4500人が訪れ、1日の来場者としては過去最多となりました。

映画にも登場する長野市の善光寺は、先月29日から今月6日に28万5000人余りが参拝し、去年の同じ期間を1万6000人上回りました。
また、原作者や声優のサイン色紙などを展示した県庁の特別公開には、4日間でおよそ5000人が訪れました。

一方、国宝・松本城は期間中1日当たりの観覧者がおよそ3800人で、およそ4500人だった去年の85%にとどまりました。

市は、飛び石連休だったことに加え、市民以外の無料観覧日をなくした影響が大きかったのではとしています。
ただ、外国人観光客に限ると去年の1.5倍となる1日当たり614人で、過去最多となりました。