本格的な夏に向けて動物たちも衣替えです。岡山市南区の高校で畜産を学ぶ生徒たちが“ヒツジの毛刈り”を体験しました。刈られた後のヒツジはほっそり、そしてスッキリです。

(小寺真生記者)
「ちこちゃんモフモフであったかそうだね。これから暑くなるからすっきりしないとね」

ヒツジのチコちゃんも待ちわびている様子。

(チコちゃん)
「め~!」

岡山市南区の興陽高校で行われた羊の毛刈り授業です。学校で飼育しているチコちゃんと、「おかやまフォレストパークドイツの森」から出張してきた、ニコちゃんの2頭の毛を刈っていきます。ドイツの森のスタッフを講師に迎え、23人の生徒たちが、ヒツジの固定の仕方やバリカンの動かし方などを学びました。

「そうそう上手」

やはり暑かったのでしょうか。うっとり気持ちよさそうな羊たち。1時間半かけてスッキリとした身体に生まれ変わりました。刈った毛は合わせて6.3キロ。初めての体験をした生徒たちは…。

(体験した生徒(農業科3年))
「気持ちいいですか?めー!」
「外側が固いなって。刈っていくときれいなふわふわした毛が出てきて、さっぱりしてすごく涼しそうなんでいいんじゃないかなと思います」

(体験した生徒(農業科3年))
「(将来)動物系の仕事もやってみたいなと思っています。ここで練習できたのはとてもいい経験だと思っています」

興陽高校では、今回刈った毛を使い、被服デザイン科の生徒たちが作品にしていく予定です。