アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は7日、金融政策を決める会合を開き、4.5%を上限としている現在の政策金利を据え置くことを決めました。

トランプ大統領はパウエル議長に対して、繰り返し金利の引き下げを求めていましたが、3会合連続での利下げ見送りとなりました。

今回の会合は、トランプ大統領が「相互関税」を導入して以降初めてで、FRBは声明文で「経済の先行きの不確実性はさらに高まった」と指摘したうえで、「失業率の上昇と物価上昇のリスクが高まった」と警告しています。

パウエル議長はこの後、記者会見して、▼今後の金融政策運営をどう進めていくのか、また、▼トランプ大統領による度重なる利下げ要求をどう受け止めているのかなどについて説明します。