きょう発表されたスーパーでのコメの平均価格。5キロあたり4233円と、17週連続で高値を更新しました。一方、備蓄米など安い国産米も店頭に並ぶようになっています。
備蓄米届くも…夏には“米不足”再来か
井上貴博キャスター:
コメに関しては明るいニュースが全くありませんが、政府の後手後手の対策ということは間違いなさそうです。
現在、備蓄米の流通がどうなっているのか、「JAふくしま未来」に取材をしました。

4月24日の入荷量は、1.1トンです。5月14日以降の入荷量は、毎週10.5トンを6週間となり、計63トンとなるそうです。100トンほど要望を出したそうなので、最初の要望より少ないですが、ようやく、という状況です。
出水麻衣キャスター:
そんななか、17週連続の価格上昇なので、そろそろしびれを切らしてる人はたくさんいると思います。ここから先、新米が出てきてもこの流れが続きそう、というのは心配です。

井上キャスター:
やはり、東北は特に備蓄米の集荷所が少ないと言われていたので遅くなっていました。それがようやく出始めてきました。しかし、今後の“米不足”について、東京大学の鈴木宣弘特任教授は、「今の段階ですでに米の流通在庫が非常に不足している。備蓄米が放出されても埋められない状況なので、7〜8月には米不足が高まる可能性がある」と話しています。
米不足が高まる可能性があるので、輸出米を増やそうとしても、輸出米を増やしてしまうと、国内の農家が疲弊してしまう。打つ手がなくなってきているため、米が高い状況は続きそうです。