北陸新幹線の敦賀から以西の延伸をめぐり、富山県や経済団体でつくる協議会が7日、合同で決起大会を開きました。大会では1日も早い大阪までの全線整備を求める決議を全会一致で採択しました。
7日開かれた合同決起大会には、新田知事や経済団体のトップなど、およそ150人が出席し、北陸新幹線の大阪までの全線開通に向け、一日も早い実現を求める決議を全会一致で採択しました。

富山県 新田八朗知事
「大阪までの全線開業が1日も早く実現するよう政府にそして関係機関に対し強力に働きかけて参りたい」

中では「小浜・京都ルート」を開通する際、トンネル工事が京都の地下水の利用に影響を与えないと考えられるとの調査結果が示されました。
北陸新幹線の敦賀から先のルートをめぐっては石川県内の県議などから「米原ルート」への再考を求める声が上がっています。
石川県 馳浩知事(2025年3月石川県議会)
「米原ルートを含めた検討を行い、なによりも1日も早い全線整備を目指すべきと考えています」
石川県の馳浩知事はことし3月、政府が着工を先送りにしている「小浜・京都ルート」に解決のめどが立たない場合には「米原ルート」を含めて検討するべきと石川県議会で発言するなど議論が続いています。
県北陸新幹線対策連絡協議会の会長を務める新田知事は今月12日に都内で開かれる北陸新幹線建設促進同盟会で7日の決議の内容を説明する方針です。