自転車の安全な利用を呼びかける「サイクルマナーアップ強化月間」に合わせ、石川県自動車整備振興会などが被災地の高校生に自転車用のヘルメットを贈りました。
県自動車整備振興会など3つの団体は、7日県警察本部を訪れ、県の交通安全協会を通じて奥能登の高校へ自転車で通う生徒らの安全を願ってヘルメット180個を贈りました。
贈呈式は、県警本部と珠洲警察署をリモートでつなぎ、飯田高校の生徒3人も参加しました。

飯田高校新谷和奏さん「ヘルメットを使わずに登下校している生徒もみられるので、このヘルメットを使って交通事故を無くしてほしい」
石川県自動車整備振興会・岡田喜一会長「(被災地は)道路状況もまだまだ悪いですし、まずはルールをしっかり守っていただきたい。そういう意識をもつきっかけになってほしい」

県警によりますと、4月末時点で自転車が絡んだ交通事故は県内で51件起きていて、けがをした52人のうちヘルメットを着用していたのは15人にとどまっていて、着用率の低さが課題となっています。