原宿の古道に残る「原宿村」の痕跡

世界的なカルチャーを発信し続ける若者の街「原宿」は、かつて「原宿村」と言われ、今とは別の場所に存在していました。

竹下口交差点から脇に伸びた1本の不自然な細道「原宿通り」は、昔からある古道。「鎌倉街道ではないが、江戸時代の絵図に載っている古い道」と道マニアは言います。

その「原宿通り」を北上し東に進んだ場所には、寛永4年(1627年)創建の「妙円寺(みょうえんじ)」が存在。敷地内には、「原宿発祥之地」と刻まれた石碑があります。

鎌倉街道の宿場町「原宿」はかつて、現在の「妙円寺」の付近にあり、お寺の方の話によると、「昔は今と違い、原っぱの中の宿。原っぱの中に道があり、宿場町がポツンとあるような雰囲気だった」とのこと。

2024年9月10日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より