インド政府は、パキスタンとの国境付近で、大規模な航空演習を実施するほか、戦時を想定した模擬訓練を行うと発表しました。パキスタンとの係争地で発生したテロ事件を受け、両国の緊張は一段と高まっています。
インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方のインド側支配地域で先月、発生したテロ事件では、観光客ら26人が死亡し、インド側はパキスタン政府の関与を主張しています。
インドメディアによりますと、インド政府は7日から8日にかけ、パキスタンとの国境付近で、戦闘機などを投入する大規模な航空演習を実施すると発表しました。また、7日には一部の地域を対象に、戦時を想定し空襲警報や避難計画などの対応を確認する模擬訓練を行うということです。
一方、テロへの関与を否定するパキスタンは、地対地ミサイルの発射実験を2回にわたって実施し、「いかなる侵略にも断固として対応する」と強調しています。
両国の緊張の激化を受け、国連の安全保障理事会は5日、非公開会合を開催。
パキスタン外務省によりますと、安保理は、軍事衝突を避けるため対話と外交の必要性を訴えたということです。
国連のグテーレス事務総長は、「軍事的な解決は解決策にはならない」として、両国に改めて最大限の自制を求めています。
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