岩手県久慈市で2024年に行われた秋祭りの山車運行の活動費約60万円を着服した市議会の男性議員が辞職願を提出し、議会がこれを許可しました。

活動費を着服したのは、久保繁明・元久慈市議です。
久慈秋まつりの山車組の関係者によりますと、今年1月に行われた総会で2024年度の決算額が約60万円合わず、通帳の内容などを元に2月に久保元議員に確認したところ、活動費の着服を認めたということです。理由については私的な支出のためだと説明したといいます。
久保元議員は副組頭兼会計長を務めていました。着服の事実を認めたうえで全額を返金していて、山車組は刑事告訴をしないことを決めています。
4月になって久保元議員は市議会議長へ一身上の都合を理由に議員辞職願を提出しました。この取り扱いについて5月2日の臨時会で採決が行われた結果、議長と欠席した久保元議員本人を除く18人の全会一致で辞職が許可されました。