ゴールデンウィーク後半の4連休がスタートしました。山口県下関市では3日、恒例の「しものせき海峡まつり」が開かれ、多くの人でにぎわいました。

呼び物の先帝祭で市内を練り歩く、上臈(ろう)道中が行われました。「壇ノ浦の合戦」で、8歳で亡くなった安徳帝の霊を慰めるため、遊女に身を落とした平家の女官が、命日にお参りしたのが始まりとされます。沿道に多くの見物客が訪れ、けんらん豪華な衣装を身にまとい八の字を描き優雅に歩く「外八文字」を披露する5人の太夫の姿を写真におさめていました。このあと、太夫たちは赤間神宮の朱塗りの橋「天橋」を渡り、拝殿に向かいます。840年前の時代絵巻に盛んな拍手が送られていました。

大分から来た人
「きれいで圧倒されました。建物も赤くて」
福岡に住むの台湾の人
「とてもきれいでした。素晴らしい」

よろいを身にまとい源氏と平家の武士にふんして、勝鬨をあげる源平武者行列や、親子を乗せた30隻の船が海峡をパレードする源平船合戦も行われました。きのうときょうで、約32万人が訪れたということです。