東京・福生市の飲食店で山菜の「お浸し」を食べた男性が吐き気や嘔吐などの症状を訴えたことを受け、東京都は有毒植物「バイケイソウ」による食中毒と断定しました。店は「ウルイと認識して調理した」と説明しているということです。

東京都によりますと、先月30日、福生市内の飲食店で山菜の「お浸し」を食べた50代の男性が吐き気や嘔吐などの症状を訴え、救急搬送されました。

都が店に残されていた未調理の山菜を調べたところ、男性が食べたものが有毒植物の「バイケイソウ」だったことがわかったということです。都は「バイケイソウ」による食中毒と断定し、店を6日間の営業停止処分としました。

男性は入院しましたが、その後、症状は快方に向かい、2日に退院したということです。

店は都の調査に対し、バイケイソウと見た目が似ている「ウルイと認識して調理した」と説明しているということです。

山菜採りのシーズンであることから、都は食用と確実に判断できない植物は絶対に食べないよう、注意を呼びかけています。