おととし4月、富山地方鉄道で線路作業員が列車に接触して死亡した事故で富山地検は2日、当時の現場作業責任者などを在宅起訴しました。

業務上過失致死の罪で在宅起訴されたのは滑川市の無職・堀内基(52)被告です。

起訴状などによりますと堀内被告はおととし4月、現場作業責任者として線路の保線作業にあたっていましたが、列車と作業員らの接触事故を防止すべき業務上の注意義務を怠り作業員を死亡させたとされています。

この事故をめぐっては、当時、列車の見張り役をしていた男性も業務上過失致死の罪で2日付けで略式起訴されています。

起訴を受け、富山地方鉄道は「会社として真摯に受け止め、改めて再発防止に取り組んでいく」とコメントしています。