愛媛県上島町の高井神島に漫画学校が開設され、早速、町内の子ども達がプロの漫画家に指導を受けました。

高井神島は人気漫画「Dr・コト-診療所」の舞台をイメージさせる人口11人の島で、公民館や民家に有名漫画の壁画が数10点描かれ、「漫画の島」として知られるようになりました。

そうした中、漫画による島おこしをさらに進めようと「漫画学校」が開設され、この日は開校式のあと上島町内の小中学生21人が参加しての漫画教室が開かれました。

講師を務めたのはギャグ漫画「つるぴかはげ丸」の作者「のむらしんぼ」さんらです。

のむらしんぼさん
「自分は音楽が得意だ。自分は絵が得意だ。自分は人に優しく出来るんだ。こっち(勉強)をおろそかにしないで長所を伸ばせば人生はある程度光が見える」

まず、学ぶ姿勢を熱く伝えました。

「恋のシュビドゥバ」など女性や恋愛を多く描く塚本知子さんはキャラの描き方を指導しました。

参加者ら

「わかりやすくて絵の手法が知れて楽しかった」

「絵が苦手でしたが楽しかった」

次回からは全国から受講生を募っての開催となり地元の期待も高まります。

一般社団法人マンガ学校 長谷部理オーナー
「もしここで何人かの子どもがプロの漫画家として世に出れば私の最後の念願となる。漫画島聖地になればと思います」

最初の授業は今月から7月にかけ合わせて6回、行われる予定です。