北朝鮮のミサイル発射問題を踏まえ、岸田総理が『核シェルター』を整備する必要性に言及したことに対し、長崎市の田上市長は「必要な状況にならないよう取り組みを進めるべき」との考えを示しました。

(今月17日の衆議院予算委員会)
立憲民主党・岡田克也幹事長:「核シェルター、これどうするのか?」

今月17日の衆議院予算委員会での「核シェルターの確保が十分でない」とする質問に対し、岸田総理は「既に整備に向けた検討を進めている」と答弁しました。


岸田総理大臣:
「北朝鮮の情勢等を鑑みれば、これは現実的に対策を講じていく必要があるという問題意識──これは持っています。諸外国の調査を行うなどして必要な機能や課題について検討を進めている所であります」


核兵器の放射性物質から身を守るための『核シェルター』
今月26日にはロシアが核戦力を備えた部隊の軍事演習を行うなど、核を巡る情勢が緊迫化する中、長崎市の田上市長は「核シェルターが必要な状況にならないよう取り組むべき」との考えを示しました。


田上 富久市長:
「具体的にそれがどんな風に整備されていくのかというイメージはまだ明確に持つことはできませんけども、こういった状況にならないようにすることも併せてしっかりと考え取り組んでほしい。そのためのリーダーシップを取ってもらいたい」


また田上市長は、27日の会見で、次期市長選への出馬について「年内に結論を出す」考えを示しました。