4月にリニューアルした石川啄木記念館を近くの中学校の生徒が訪れ、見学しました。学校が長年取り組んでいる啄木の作品を題材にした劇に活かします。

4月13日にリニューアルオープンした石川啄木記念館です。
2日は近くにある盛岡市立渋民中学校の3年生が訪れ、石川啄木の歩みをまとめた年表や啄木の作品の世界を音と映像でまとめたものなど、新しくなった展示を見学しました。

その渋民中学校は、10年以上に渡り生徒有志が出演する劇に取り組んでいます。
これは石川啄木の短歌をセリフや歌で表現したもので、学校の芸術祭などで披露されてきました。

2025年は、8月に静岡県で行われる全国中学校総合文化祭に岩手県の代表として参加し、劇を発表することが決まっています。
生徒たちは新しくなった展示から、啄木の生涯や作品に込めた思いを学んでいました。

(渋民中3年 新家真生さん)
「啄木がどんな人生を歩んだのか、わかりやすく知ることが出来た。音声展示で目と耳で啄木を知ることが出来るので新しくなっていいと思いました」
(渋民中3年 富山このかさん)
「私は(群読劇で)主役で短歌に込められた意味や背景を意識して、本番でいい発表をして地域の偉人のすばらしさを全国に発信していきたいと思いました」

渋民中学校の劇は6月7日に姫神ホールで行われる啄木祭でも披露されます。