「仙台うみの杜水族館」の生きものたちを紹介するシリーズ。今回は猛禽類でフクロウの仲間、ミミズクです。水族館では、3月下旬から展示が始まりましたが、みなさん、ミミズクとフクロウの違いご存じですか?

仙台うみの杜水族館の入口正面。よーく見ると。いました。今回の主役、オスのアフリカワシミミズク名前は「チョウジ」です。全長およそ40センチ。大きな目でじっとこちらを見ています。

アフリカワシミミズクは、フクロウ目フクロウ科の鳥でアフリカやオマーン、そして、サウジアラビアの一部に生息しています。体は灰色、または茶色で胸からお腹にかけて縞模様があります。主に昆虫や爬虫類などを捕まえて食べます。

仙台うみの杜水族館パフォーマンスチーム 伊藤崇さん:
「大きな特徴は、頭の上にあります耳のように見える羽角と呼ばれる飾り羽の一種なんですけども、こちらが最大の特徴です」

この羽角(うかく)が、耳に見えることから名前がミミズクになったとも。

仙台うみの杜水族館パフォーマンスチーム 伊藤崇さん:
「これは飾りのようなもので、みなさん耳じゃないかと思われるんですけども、耳は違うところにありますので、耳ではないです」

一方、フクロウにはこの羽角(うかく)はありません。ということで、フクロウとミミズクの違いはこの耳のように見える羽角があるか、ないかでした。

仙台うみの杜水族館パフォーマンスチーム 伊藤崇さん:
「すごく目がいい動物で人間の8倍ぐらい視力があるといわれています。目をよく見るとたまに瞳孔が急に開いたり閉じたり、すごく反応が見られると思いますので、そういうところが面白いポイントの1つだと思います」

ちなみにミミズクの首の可動域は、フクロウと同じく正面を起点におよそ270度となっています。

アフリカワシミミズクのチョウジが仙台うみの杜水族館の入口で「首を回して」待っています。