アメリカが関税交渉について「うまくいっている」としている韓国。しかし、アメリカが中国に高い関税をかけたことで、韓国に中国の商品が押し寄せる悪影響が出ています。
ソウル近郊にある大型施設。
記者
「韓国税関の物流センターです。中国から個人輸入された大量の商品が押し寄せてきています」
ここにある99%が、中国の通販サイトを通じて個人が輸入した商品です。
衣類から家具まで、多岐にわたる商品の魅力はなんといっても安さ。150ドル以下の輸入なら商品に関税や消費税がかからないメリットもあり、利用者が急増しています。今年の取引額は過去最高を更新する勢いです。
今や暮らしに欠かせない存在で…
市民
「これとこれとこれを中国の通販サイトで買いました」
「韓国で買うより3倍から4倍安いです」
韓国人記者の自宅でも…
チョン・ドンギ記者
「スリッパを中国の通販サイトで買いました。この時計バンドは日本円で10円でした」
しかし、低価格商品の流入には懸念もあります。専門家は、価格競争力で劣る韓国の製造業や小売業が打撃を受けると警鐘を鳴らします。
龍仁大学校 パク・スンチャン教授
「価格を下げてライバルを殺す。中国の典型的な戦略です」
そして、この動きを加速させかねないのがアメリカのトランプ大統領。アメリカには免税制度がありますが、対中国政策の一環で、2日からなくなります。そのため、中国の商品が行き場を失い、さらに値下げされて韓国や日本に押し寄せかねないのです。
龍仁大学校 パク・スンチャン教授
「安い価格の商品が津波のように入ってくる可能性が非常に高いです」
国内では規制を求める声も…
スンジン玩具店 ソン・ドンホ社長
「アメリカの関税のせいで、中国から安いものがたくさん入ってくるので、損害は私たちが受けることになるのです。政府は規制をしなければならないと思います」
しかし、消費者からは…
市民
「自由市場なので、政府が介入すべきではないです」
安さを求める消費者の声は根強く、政府は難しいかじ取りを迫られています。
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