今年はいつもより早く、コシヒカリの新米が味わえるかもしれません。
新潟県柏崎市の田んぼで1日、コシヒカリの田植えが行われました。“早さ”のわけはコメ不足です。
雪が残る米山を背景に、柏崎市の農家・重野貴明さんが植えているのは、早生品種ではなく「コシヒカリ」です。

コシヒカリは、一般的にゴールデンウィーク明けの5月10日以降に植えることが推奨されているそうですが、今年は柏崎市内の4人の農家が、自身が育てた苗を使って実証実験として「早植え」に挑戦。中でも重野さんは、去年より20日ほど早い田植えとなりました。

実証実験の大きな理由の一つが、コメ不足です。
【重野農産 重野貴明代表】
「去年はコシヒカリの需要が多かったので、(今年は)コシヒカリの作付けを増やすことにした。“コシヒカリの早い新米が食べたい”という思いもあると思うので、それをぜひ叶えてみたい」