今月は自転車月間です。「自転車ヘルメットの日」のきょう、警視庁は東京・渋谷でヘルメットの着用促進を呼びかけました。

警視庁 砂田武俊 交通総務課長
「是非、自転車に乗るときは皆さんヘルメットを被ってください」

警視庁がきょう、渋谷区の複合施設で開いたのは、自転車や特定小型原付用のヘルメット着用を促すイベントです。

自転車用ヘルメットの着用は努力義務となっていますが、去年の都内の着用率は15.1パーセントと低い状況が続いていて、要因として挙げられているのが髪型が崩れやすいことや、自転車を止める際にヘルメットを収納する場所がないという意見です。

イベントでは、山野美容専門学校の卒業生がヘルメットをかぶっても崩れにくいおしゃれな髪型を実際にヘアメイクをして紹介したり、青山学院大学の学生らの意見を取り入れ製品化された防水タイプの鍵のついたバッグが披露されたりしました。

都内では、去年までの5年間で自転車の死亡事故は139件起きていて、このうち132件がヘルメットを被っていなかったということで、警視庁は「家族や友人など大切な方にもヘルメットの着用を促してほしい」としています。