愛媛県愛南町議会の女性議員が、男性議員から酒の席で体を触られたとしてセクハラ被害を訴えていたことが分かりました。

聞き取りに対し、男性議員は「記憶がない」と説明したということです。

愛南町議会の複数の議員によりますと、去年10月、香川県高松市で行われた研修会の後の懇親会で、60代の男性議員が女性議員の尻を触ったということです。

女性議員からの被害の申告を受け、当時の議長らが聞き取りを行ったところ、この男性議員は、「記憶がないが不快な思いをさせたのなら謝る」と話したということです。

この疑惑は、県内の女性議員らでつくる「えひめ女性議員ネットワーク」が行ったハラスメント被害に関するアンケート報告に反映されたほか、今週月曜日に開かれた町議会の議員懇談会でも議論されたということです。

これを受け、町議会ではハラスメント防止条例の制定が必要だという声が上がっています。