きょう5月1日は八十八夜です。国の特別名勝、高松市の栗林公園で小学生が新茶の茶摘みを体験しました。

黄緑色の新芽が鮮やかな、栗林公園の茶園です。茶摘み体験には地元の小学生約190人が参加しました。
今年はサクラの開花時期の冷え込みなどで茶葉の生育が少し遅れたということですが、出来は上々です。

ーどうですか、茶摘みをしてみて?
「楽しいです」
「思ったよりいっぱいあっていっぱいお茶ができそうでうれしい」
「お兄ちゃん2人が中学生でこれから受験なので、お茶を飲んでもらって元気にしたいです」
きょう、新茶とともにデビューしたのが…
「前方に見えてきました楓の島=楓嶼でございます」

園内で運行されている和船初の女性船頭、岩田由佳さんです。3月に栗林公園で働き始めた岩田さん。約2か月の研修を受け技術とおもてなしの心を磨きました。
満員になると重さ1トンを超えるという和船を、長さ5メートルの竿で巧みに操りながら、30分かけて遊覧します。

「ジージージージー」
「今鳴いておりますこちらはハルゼミです春にセミが鳴くんですね」
(栗林公園初の女性船頭岩田由佳さん)
「船の目線でしか見られないところが園内にありますのでいろんな国の方に楽しんでもらえるような説明ができる船頭になりたいと思います」
岩田さんはきょうから週に1日~2日、和船に乗るということです。