■日本シリーズ・第5戦 オリックス6x-4ヤクルト(27日・京セラドーム大阪)
2年連続7度目の日本一を狙うヤクルトは、4-3とリードしていた9回裏にまさかの逆転サヨナラ負けを喫した。マクガフが吉田正に特大のサヨナラ2ランを浴び、勝利目前で敗れた。これで今シリーズの対戦成績は両チーム2勝2敗1分で並び、2戦続けて日本一王手を逃した。
先発のドラフト1位ルーキー山下輝(23)は5回84球を投げ、7安打3失点でマウンドを降りたが、直後の6回に長岡、青木のタイムリーで逆転に成功。山下は勝利投手の権利を得たが、球団初となる新人投手の日本シリーズ白星には届かなかった。
打線は初回、オリックス先発の田嶋に対し、青木の安打、山田の四球で、1死一・二塁となると村上は空振り三振に倒れたが、オスナがセンターへタイムリーを放ちヤクルトが先制。続くキブレハンもライトへヒットを放つが、杉本の好返球で山田は本塁タッチアウト。2回はサンタナが、フルカウントから左中間へ日本シリーズ通算3本目となるソロ本塁打を放ち、2点目を挙げた。
先発の山下は2回、太田に四球を与えると、紅林に2ベースヒットを浴び、2死二・三塁のピンチを招くが、若月を遊ゴロに打ち取った。3回は3者凡退に抑えるが、2点リードの4回、1死から杉本、宗に連打を浴びると、2死一・二塁から紅林、若月に連続タイムリーを浴び、2-2の同点に追いつかれた。続く佐野皓は死球で2死満塁となるが、西野を二ゴロで切り抜けた。
だが、5回に吉田正にソロ本塁打を浴び、2-3と勝ち越されるが、直後の6回、3番手の近藤を相手に中村が2ベースヒットを放ち、2死二塁から長岡の詰まった打球がライト前に落ち、同点タイムリーとなった。さらに塩見がボテボテの内野安打で出塁すると、青木がライトへのタイムリー2ベースを放ち、4-3と勝ち越しに成功。
1点リードを受けたリリーフ陣は、6回の石山は先頭の太田に2ベースヒットを浴び2死一・二塁のピンチとなるも、最後は西野をライトフライに打ち取り、7回は清水が3者凡退で抑え、今季初の回またぎの8回も3人で抑える力投をみせた。
4-3と1点リードの9回裏、マクガフがマウンドに上がると、先頭の安達に四球を与え、送りバントで二塁に進まれる。続く西野の投ゴロの際にマクガフが一塁悪送球でランナーが返り同点に。中川圭は空振り三振に仕留めるも、2死一塁から5回に勝ち越し弾を打たれた吉田正にレフトスタンドへ豪快なサヨナラ本塁打を浴び、まさかの逆転負けを喫した。
【日本シリーズ結果】
第1戦 ○ヤクルト5-3オリックス●
第2戦 △ヤクルト3-3オリックス△ ※延長12回引き分け
第3戦 ●オリックス1-7ヤクルト○
第4戦 ○オリックス1-0ヤクルト●
第5戦 ○オリックス6x-4ヤクルト● ※9回サヨナラ
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