激しいせきが続き、乳児は重症化するおそれもある「百日せき」長崎県内における今年の累計感染報告数は4月27日までで109件にのぼり、全数把握をするようになった2018年以降の年間最多報告数を更新しました。
百日せきは主に菌の感染によって起こり、激しいせきが平均で2~3週間続く感染症です。潜伏期間は通常5~10日で、症状が出ると回復までに2~3か月かかることもあり、乳児は重症化するおそれがあります。
長崎県感染症情報センターによりますと、長崎県内の今年初めから4月27日までの百日せきの感染報告は109件で、全数把握をするようになった2018年以降の年間最多報告数を更新しました。
年代別では10代が55%、10歳未満が29%と多く、20代から70代までの年代でも感染が報告されているということです
百日せきの感染経路は飛沫感染で、長崎県感染症情報センターでは咳エチケットや手洗い、手指の消毒で予防に努めるよう呼びかけています。