富山県内全域を営業エリアとする仕出し弁当会社「ユニオン・ランチ」は、4月25日までに富山地方裁判所に自己破産を申請していたことがわかりました。

帝国データバンクによりますと、仕出し弁当会社「ユニオン・ランチ」は1980年7月に設立。

富山県内を営業エリアとし、主に仕出し弁当の製造・販売と社内食堂の受託運営を展開していました。

安価な価格設定と配達サービスにより事業を拡大し、2016年には年間売上高約7億9400万円を計上していました。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で2020年2月ごろから主力の仕出し弁当の販売数量が大幅に減少しました。

さらに原材料費の高騰もあり、2020年8月期以降は営業損失を計上、債務超過に陥り、4月25日までに富山地方裁判所に自己破産を申請、4月30日付けで破産手続きを開始しています。

負債総額は約5億7900万円とみられます。