アメリカのトランプ政権は閣議を公開で開き、参加した閣僚が政権発足から100日間の成果をアピールしました。

アメリカのトランプ政権は30日、報道陣に公開する形で閣議を開き、前日に発足100日目を迎えた第2次トランプ政権のこれまでの成果をアピールしました。

グリア通商代表
「全世界を対象にした関税はできないと言われていたが、我々はやった。すべての国が報復すると言われていたのに、中国以外は報復していない。どの国も交渉に来ないと言われていたが、数十の国と交渉している」

日本をはじめ、各国との関税交渉を担当するグリア通商代表は、各国との交渉状況を記載したという資料を取り出し、早期の合意に自信を示しました。

ベッセント財務長官
「ここまでの100日間は和平交渉、貿易交渉、税制協議のテーブルを準備するためのものだったと考えています。次の100日間は収穫の時期です」

同じく関税交渉を率いるベッセント財務長官はこのように話したうえで、今後の100日間で「驚くべき成果が得られるだろう」と強調しました。

また、閣議には5月から政府での活動時間を大幅に減らす意向を表明したイーロン・マスク氏も参加しました。

イーロン・マスク氏
「政権の最初の100日間で非常に多くのことが達成されました。誰もが言っているように、過去のどの政権よりも多くの事を達成したのです」

トランプ大統領
「我々は本当に感謝しています。マスク氏には政府に残りたいだけ残ってもらってよいのですが、彼は自分の車(テスラ)の経営に戻りたがっています」

トランプ大統領がこれまでのマスク氏の政府での活動に感謝を示し、閣僚が拍手する場面もありました。