原子力規制委員会はきょう(4月30日)、東京電力の柏崎刈羽原発7号機について、運用上のルールに相次いで違反したとして、追加検査を行うことを決めました。

新潟県にある東京電力の柏崎刈羽原発7号機では、去年(2024年)11月から今年(2025年)1月にかけて、中央制御室の衛星電話が通話できなくなるトラブルがあわせて4件相次ぎました。

柏崎刈羽原発の運用上のルールである「保安規定の逸脱」にあたります。

原子力規制庁のガイドラインでは、保安規定の逸脱が年に4回起きた場合、追加検査の対象となりますが、原子力規制委員会はきょう(4月30日)の定例会合で、検査を行うことを決定しました。

追加検査の具体的な内容や時期について、規制委員会は今後、東京電力からの原因などに関する報告を踏まえて決めるとしています。