北上川を改修し現在の宮城県石巻市の発展の礎を築いた川村孫兵衛重吉の功績をたたえる「石巻川開き祭り」についてです。祭りの実行委員会は、安全面への配慮などから、今年の花火大会の規模を大幅に縮小して実施する方針を固めました。
石巻川開き祭りの実行委員会は4月30日、役員会議を開き、今年の開催日を8月1日からの3日間とする計画案などを承認しました。

最大の呼び物となる花火大会は、8月2日に、中心部の中瀬公園で実施します。中瀬公園での開催は6年ぶりです。去年の会場となった開北地区で、打ち上げた際に発生する花火の燃えかすでトラブルがあったため、会場を変更したうえで、花火の数を去年の1万5000発から半分以下に減らし、花火のサイズも縮小させます。安全面への配慮と、企業などからの協賛金の減少が見込まれるためです。

石巻川開祭実行委員会 松本鉄幹本部長:
「大きな花火を上げられないのは残念だが、花火で喜んでもらえるしつらえをどのようにやっていくか」

実行委員会は、5月7日に開く総会で、各事業の詳細を正式に決定します。