情勢不安から日本で暮らすミャンマー人が増加傾向にある中、大分県中津市では3月の大地震の追悼とチャリティーイベントが企画されました。

3月28日に発生したミャンマーの大地震では、これまでに3769人の死亡が確認されていますが、軍事政権下で国際支援が届いていないのが現状です。

県内で最も多い969人のミャンマー人が暮らす中津市では追悼式が企画され、内戦から日本に逃れ、県の内外で生活している多くの人が集まりました。

30日は募金活動のほか、ミャンマー料理の屋台も出店し、訪れた人たちは母国への思いをともにしていました。

(訪れた人)「大きい地震が僕の出身地であったので心配です」「ミャンマーのためにお祈りができてよかった」

(追悼式を企画したトン・アウン・チョさん)「自分が帰って助けることが出来ないからイベントとかをして、寄せられたお金が助けになればと考えた。一人一人力を合わせて私たちの国をちょっとだけでも助けてほしい」

30日寄せられた募金は支援団体に送られ、物資が被災地に届けられることになっています。