議論が続いているガソリン税の暫定税率廃止について、新潟県の花角英世知事は30日の定例会見で、県の税収が減るとして「とても飲み込める金額ではない」との考えを示しました。
石破総理は先週、物価高対策として、5月22日からガソリン価格を1リットル当たり10円引き下げると表明しました。

これに対し、花角知事は…
【新潟県 花角英世知事】
「ガソリン価格が下げられることになれば、生活者の負担軽減で望ましいというか、期待する人も多いと思う」

一方、ガソリン税に上乗せされている暫定税率が廃止された場合、国の試算では新潟県の税収がおよそ123億円減るということです。

【新潟県 花角英世知事】
「これはとても飲み込める金額ではない。この税収の減収分をどういう形で埋め合わせていくのか、同時に国においてしっかり検討していただきたい」

ガソリン税の暫定税率を巡っては去年12月、自民・公明・国民民主の3党で合意したものの、廃止時期など具体的なものは決まっていません。
