東根市のシンボルである「大けやき」に今年も、地元の人たちの愛情がこもった横綱が取り付けられました。
大けやきを大切にする地域の思いが今年も伝承されています。
藤井響樹アナウンサー「今から、こちらの大けやきに横綱が取り付けられます。長さ20メートル、1番太い所で直径1.5メートルとその力強さ、迫力もとてつもないようです。あちらの大けやきからも、俺が日本一の大けやきだぞというそんな声が聞こえてくるようです」

東根市立東根小学校では、樹齢1500年以上とされる国指定特別天然記念物「大けやき」を大切に守っていこうと、毎年特製のしめ縄「横綱」を作り、飾っています。
この横綱は、東根小学校の6年生が自分たちで育てた稲わらを使い、地域の大人たちと一緒になって手作りしました。

地域の思いが束ねられた横綱は、日本一の大きさを誇るこの大けやきにふさわしい迫力です。
きょうは取りつけを前に、完成した横綱を荷台に乗せて児童や保護者などおよそ200人が東根市内を元気に練り歩きました。
その後、大けやきの前で横綱の取りつけセレモニーが行われ、参加した人たちは大けやきの晴れ姿を祝いました。

児童は「自分たちで作ったからこの学校でしかできない経験ができたと思った」
児童は「皆に見てもらえるのでやりがいがある。一年で一度しかできないし人生でも一度しかできないから貴重な経験」
日本一の大けやきを飾る横綱は、まさに、固く結ばれた地域の絆の象徴です。