広島に夏の訪れを告げる祭り「とうかさん」を前に、広島市内のデパートでゆかたの販売が始まりました。

そごう広島店の呉服売り場には、150点のゆかたが並びました。

ことしは6月6日から開かれる「とうかさん」は、“ゆかたの着始めの祭り”とも言われます。ゆかたの需要が高まることから全国のグループ店に先駆けて、販売を始めます。

売れ筋の“キーワード”は「涼しさ」。去年は薄くシャリ感のある涼しげな生地が人気で、ことしもおすすめということです。

山口県出身の詩人、金子みすゞの詩の世界をイメージしたゆかたです。去年から扱うブランドで、レトロな雰囲気が若い人に人気です。透け感のある生地で、軽やかな着心地です。

小物も充実していて、暑さを防ぐ扇子や、手ぬぐいのほか、涼しそうなガラスの帯留めもそろっています。

そごう広島店 呉服売り場 黒﨑千鶴さん
「お持ちのゆかたに帯留め、帯締め、帯の色を変えるだけでも雰囲気は変わりますので楽しんでいただけると思います」

そごう広島店では5月23日から6月8日は、呉服売り場に加えて1階にも「特設会場」を設けて販売するということです。