スペインやポルトガルで28日、大規模な停電が発生し、スペインでは非常事態宣言が出されました。

28日午後0時半頃、スペイン全土で大規模な停電が発生し、一部地域で非常事態が宣言されました。

首都マドリードの主要駅・アトーチャ駅では、およそ17時間にわたり、すべての電車が運休、空の便も300便以上が欠航しました。

記者
「スペイン・マドリードの空港です。現在、午前1時ですが、多くのフライトがキャンセルとなったため、次のフライトを待つ人々がこのように集まって、夜を明かそうとしています」

フランスからの旅行客
「(次の便まで)マドリードであと3泊することになりましたが、ホテルが取れません。今夜は空港で過ごします」

現在スペインでは、フランスなどから電力供給を受けるなどして、ほとんどの地域で復旧しています。

停電の原因について、地元メディアは送電網の管理会社の話として、隣国フランスとの間を結ぶ送電線で接続の不具合が発生したという見方を伝えています。