スーパーでのコメの平均価格は5キロあたり4220円、16週連続での値上がりとなりました。備蓄米はなぜ、なかなか店頭に届かないのか。どうやら「精米」が関係しているようです。

備蓄米はどこへ? 止まらない価格上昇に悲鳴

お客さんのためになんとか安いコメを届けたいと努力してきたスーパーも、限界に近づいてきていました。

新鮮市場 東本郷店 見崎弘之副店長
「毎週日曜は、『コメ100円引き』をやっていた。昨日もやったが、たぶん来月(5月)はやらないと思います。仕入れ先にもコメが入ってきていない状態で、備蓄米もお願いしているけど入って来ないみたい」

スーパーでのコメの平均価格も、1月初頭はまだ5キロ3500円台でした。そこから値上がりは16週連続となっていて、28日に発表されたスーパーでの平均価格は5キロ4220円となりました。

買い物客(20代)
「高すぎて困っています。安くなる兆しがない」

買い物客(60代)
「なんであんなに品物ないんでしょうね。備蓄米どこ行っちゃったんだろうね」

買い物客(50代)
「アメリカのコメがちょうど売っていて、5キロで3000円ちょっとくらいだったので、『それも混ぜながら食べてみようかね』という話を主人とした」

東京・北区にある小倉屋松屋米店も備蓄米が届いていない小売店のひとつです。

コメ不足により、約40種類並べていたコメが30種類ほどに減っているといいます。

小倉屋松屋米店 小林隆店長
「大手の問屋、備蓄米を卸すような集荷業者とも前年実績がない。全く入ってこない状態。しのぐ・しのがないというよりコメがない。そこ(備蓄米)しか望みはない