まもなくリーグ戦の3分の1が経過するトリニータ。ここまでの戦いぶりを、チームOBの高松大樹さんが分析します。

11試合を終えて、3勝6分け2敗で9位につけるトリニータ。ここまでを振り返り、高松さんはまずまずのスタートが切れたと手応えを語ります。

(高松大樹さん)「今ここにきて守備が安定して、今後楽しみな状態かなと思います。守備が良い要因は去年からの継続だと思うんですよ。去年出たメンバーを固定しながら戦えてるというところと、ダブルボランチの天笠、榊原がすぐ機能したというところは大きいと思いますね」

また、ここまでの活躍が目立った選手として、高松さんが挙げたのが…

(高松さん)「まず有馬選手ですよね。私もフォワードだったので皆さん期待していたと思うので、まず開幕戦でゴールできたのは大きかったと思います。あと濵田選手はスーパーセーブを1試合で何本も出していますし、今年は安定しているんで見てて安心しますね」

一方、序盤の戦いで課題と感じているのが…

(高松さん)「守備が安定しているので負けない試合はできているんですけど、やっぱり勝ちきるってところですよね。最後のアディショナルタイムとか経験不足のところが出ているのかなということは感じましたね」

勝ちきる試合を増やすために高松さんが挙げたのが得点力不足の解消です。カギを握るのは…

(高松さん)「ケガ明けの屋敷選手。あとキム選手。前線の選手でしょうね。その2人が出てこないと他の周りの選手も刺激にならないでしょうし、競争が生まれてこないので、その2人にはもっともっと頑張ってほしいなと思いますね」

大混戦となっている今年のJ2リーグ。勝ち抜くために選手に求めたいことは。

(高松さん)「もう今は、J2全チームの力の差があまりないと思うので、そこはチャンスだと思いますし、私はやっぱりJ1に昇格しないといけないチームだと思っているので、あとはこれだけのサポーター、ファンがいるので、それを背負って選手たちに楽しんでほしいと思います」