岡山県警察学校で長年可愛がられている癒しの存在がいます。みんなのアイドル、その名もネコの「たま警視」です。
「よーい!ピー!」

岡山市北区玉柏、岡山県警察学校。未来の警察官102人が、寮生活をしながら学んでいます。この場所に、ある意外な存在が…

(岡山県警察学校 竹内浩一副校長)
「うちのアイドル的存在の、たま警視です。(たま)ニャー!怒らないで。ご機嫌ななめです。」
たま警視が警察学校にやってきたのは、およそ10年前。
もともとは野良ネコだったそうですが、学生らがエサをやるなどしてかわいがり、自然と住み着くようになりました。推定年齢は14歳で、人間でいうと70歳ほどのおばあちゃん猫です。
(岡山県警察学校 竹内浩一副校長)
「イベントで脱走したりとか、色々あったみたいですけど、隠居生活というか、自由きままに過ごしています」

気まぐれに、てくてくと歩き、きょう(28日)は教官室に。背中をなでてもらったり、たま専用の椅子に座ったり、のんびりと一日を過ごしています。
そんなたま警視、厳しい寮生活を過ごす学生の癒やしにもなっています。
(4月に入校した学生)
「忙しく日々訓練しているので、たま警視のこういう姿を見て毎日癒されています」
「教官と同じくらいの存在なので、頭下げて挨拶してます」
(岡山県警察学校 竹内浩一副校長)
「ピリピリしている寮生活や学校生活、たま警視に触れることで、少しでも癒しになればいい」

大人気のたま警視。その活躍は警察学校を飛び越えて、交通安全を呼びかけるチラシにも登場。しかしこのチラシをよく見てみると…

(前田唯キャスター)
「非公認キャラクターと書いてありますが・・・」
(岡山県警察学校 竹内浩一副校長)
「岡山県には、岡山県警の公認キャラクターとして、ももくん・ももかちゃんがいるので、たま警視が公認キャラクターになるのは、なかなか難しいのではないかと。これから先も非公認キャラクターとして活躍をしていくものと考えられます」
岡山県警察学校のアイドル猫、たま警視。これからも優しいまなざしで未来の警察官たちを見守り続けます。