アメリカが仲介する和平交渉をめぐり、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアに停戦準備の兆候はなく、「最も確実な措置を講じることができるのはアメリカだ」と対応を求めました。

ゼレンスキー大統領は27日、夜のビデオ演説で、ロシアについて、一時停戦を主張したイースター以降、それまでと同様の攻撃を再開させているとしたうえで、「停戦準備の兆候はみられない。アメリカをはじめ、世界を欺き、戦争を長期化させようとしている」と非難しました。

また、欧米各国の首脳らと26日に行った会談について、「我々のパートナー国が現状を理解していることを確認した」としたうえで、「ウクライナは外交において、可能な限り、速やかに動く用意がある」と強調しました。

そのうえで、「ロシアに対して、世界各国が新たな制裁とさらなる圧力をかけることが必要であり、最も確実な措置を講じることができるのはアメリカだ」と述べて、対応を求めました。