ユーザーとAI事業者、それぞれの責任は?

AIが生成した「表現の模倣」にあたる画像について、ユーザーとAI事業者それぞれの責任範囲はどうなるのでしょうか。

福井弁護士によると、まずユーザーについては「投稿して拡散したユーザーは責任を免れない可能性が高い」といいます。

ユーザーが意図的に特定の作品や作家のスタイルを模倣するよう指示し、その結果生成された画像が誰が見ても具体的な表現の模倣だと認識される場合は、その責任を問われる可能性があるのです。

一方、AI事業者の責任については、以下のような場合に問題となる可能性があると指摘します。

1. かなりの高頻度でスタイルの似たコンテンツが生成される場合
2. 類似物が生成される可能性を認識しながら開発し適切な抑止措置を取っていない場合

「当然、AI事業者も生成に対して常に無関係とは言えません」