消費税10%引き上げの張本人 減税は「悶絶し 七転八倒した」

ただ、野田氏は2012年、総理大臣時代に、消費税を10%まで引き上げることを決めた張本人です。

野田佳彦 総理(2012年 当時)
「これらの政策をやりきることなくして、日本と国民の将来はないと確信をしています」

さらに2024年の代表選に出馬を表明した際にも「この時期に安易に減税するのではなく、現状を維持するのは基本だと思っています」と述べています。

野田代表は一時的なものとはいえ、減税を決めるのに「悶絶し 七転八倒した」と話します。

──今までの考え・行動との矛盾は?
立憲民主党 野田佳彦代表
「全くありません。現実の生活が厳しいときには、現実的な対策をとる」

一方、参院選の公約に「減税」を掲げるべきだという声は自民党にもあり、選挙を控える参議院では、8割の議員が消費税の減税を求めているといいます。

ただ党内には「減税をしても野党の手柄にしかならない」などと慎重な意見も根強く、先行きは不透明です。