2024年に収穫されたリンゴの取り引きを締めくくる「りんご止市」が25日朝、青森県弘前市の青果市場で行われました。県産リンゴの需要の高まりなどで、2024年産は平均価格、取り扱い金額ともに過去最高となりました。
「弘果 弘前中央青果」で、25日朝に行われた「りんご止市」は、1万箱あまりが競りにかけられ、上玉の「ふじ」1箱20kgが最高値の1万5120円で競り落とされました。
「弘果 弘前中央青果」は、25日で24年産リンゴの取り引きを終え、平均価格は過去最高の6820円となりました。
担当者によりますと、猛暑による他県産の出荷遅れや品質の低下から、県産リンゴの需要が高まったということです。
また、24年産の取り扱い数量は約438万箱で平年の9割ほどだったものの、シーズンを通して品薄感からの高値基調で取引が続き、取り扱い金額は約300億円で過去最高となりました。
弘果 弘前中央青果 會田一男 専務
「トライアングル(市場・生産者・消費者)がすべてよく機能するようにしなければいけないので、今後ともに三位一体になって協力していくことが大切だと思う」
25年産のリンゴの競りは、弘果では8月に始まります。