人気アーティストのサポートメンバーとして活躍する大分県臼杵市出身のプロギタリストが大規模な火災が発生した地元の商店街を訪れました。
24日OBSラジオに出演した臼杵市出身のプロギタリスト、草刈浩司さん(50)。東京を拠点に活動する草刈さんはハウンドドッグやスーパーフライなど人気アーティストのサポートメンバーとして年間およそ100本のステージに立っています。

高校までを臼杵市で過ごした草刈さんは、25日、去年11月に大規模な火災が発生した地元の商店街を訪れました。
草刈さんが再会したのは幼馴なじみの高村茂樹さん。ふとん店を経営する被災者の1人です。草刈さんは高村さんから火災の発生からおよそ5か月となる23日、がれきの撤去がようやく終わったと説明を受けました。
(草刈浩司さん)「被害の大きさに想像を越えるというかゾッとするというか、ちっちゃい頃、毎日のように遊んでいた場所なんで寂しいです」

草刈さんは今年7月に大分市で里帰りライブとトークイベントを行い、収益の一部を被災地に贈ろうと計画しています。
(草刈浩司さん)「僕にできることは音楽というかギターなので、ギターで恩返しできたらと思います」
市によりますと3月までにおよそ3700万円の義援金が寄せられているということで、各地からの善意が商店街の着実な復興を後押ししています。