クマのエサとなるブナの実が2025年の秋、凶作になる予想だとして、石川県は25日に「ツキノワグマ出没警戒準備情報」を発令しました。

石川県 生活環境部 自然環境課 野上達也 参事「25日付でツキノワグマ出没警戒準備情報を発令します」

県庁では25日、ツキノワグマの出没について関係機関を集めた会議が開かれました。県は4月に、白山市や金沢市、加賀市の山間部9か所でドローンを使ってブナの花の咲き具合を調べたところ、9地点すべてで凶作傾向がみられたということです。

ブナの実が大凶作だった2020年には、15人がクマに襲われて重軽傷を負いました。県は、クマが今後、市街地に出没する可能性が高まっているとして、「ツキノワグマ出没警戒準備情報」を発令しました。