青森県むつ市の冷涼な気候を活かした加工用のジャガイモの生産に向け、関係者が種芋の植え付けを行いました。

25日は、むつ市の農場で山本知也 市長や生産者などが今シーズンの豊作願い、オホーツクチップという品種のジャガイモを植えていきました。

むつ市では、2024年から4軒の農家が「加工用ジャガイモ」の生産に取り組んでいます。

生産されたジャガイモは収穫されたあと、栃木県の青果業者「菜匠」が全て買い取り、ポテトチップスに加工して販売することになっていて、菜匠によりますと、むつ市の冷涼な気候によって、ジャガイモのデンプン量は平均よりも多く、よりポテトチップスに適したジャガイモが期待できるということです。

菜匠 尾村敦司 社長
「寒暖差があるとデンプン含有量がたくさんある。夏場冷涼な気候なので、その点が生産に向いている」

ジャガイモは昨年度15トンほど収穫されましたが、今シーズンは作付面積を拡大し、2024年の倍以上となる33トンの生産を目標に、8月ごろに収穫される予定です。