新潟県警に新しい隊が発足しました。自転車に乗って活動する『サイクルポリス』です。パトカーではなく“自転車”で活動する目的とは?
25日に発足した『サイクルポリス』。普段、覆面パトカーや白バイなどで取り締まりを行う交通機動隊の5人が任命されました。

【サイクルポリスに任命された交通機動隊 佐々木浩樹 警部補】
「自転車のヘルメット着用率のさらなる向上を目的とし、広報啓発や街頭指導活動にまい進します」
【県警本部 掛神茂幸 交通部長】
「本県の自転車をめぐる課題は山積しています。サイクルポリスの存在意義を高め、県民の期待に応えていただくようお願いします」
『サイクルポリス』は自転車に乗って街に出て、自転車を利用する人を取り締まったり交通ルールを周知したりします。

警察によりますと、県内では今年、自転車が関係する事故が48件発生し、46人がけがをしています。

【サイクルポリスに任命 交通機動隊 佐々木浩樹 警部補】
「白バイが走ることができない歩道や交差点の直近で止まっているとか、自転車ならではの活動を考えていきたい」

来年4月からは自転車の悪質な交通違反に対して交付される、いわゆる『青切符』が始まる予定で、サイクルポリスはこの『青切符』について知ってもらう活動も進めたいとしています。