能登半島地震で大規模な火災が発生した輪島朝市周辺で、建物の公費解体が25日、すべて完了することになりました。
石川県輪島市の観光名所・輪島朝市周辺は、能登半島地震で大規模な火災が発生し、甚大な被害を受けました。
去年6月から建物の公費解体が進められ、輪島市によりますと、最後まで残っていたビルの基礎部分が25日撤去され、249棟すべての解体が完了する見通しになりました。
火災で自宅を失った橋爪和夫さん(68)は「寂しさもあるが、これが復旧・復興の一歩なのかなという気もするし、良くもあり悲しくもあり複雑な心境」と話していました。
今後は土地や道路の境界を決める測量作業が行われ、早ければ来年春からの建物再建に向けて住民らと協議が進められます。