配達員が飲酒しているかなどを確認する「点呼」について、全国2300以上の郵便局で法令違反があった問題で、国土交通省は先ほど、東京都内の郵便局に「特別監査」に入りました。

きょう午前10時ごろ、国土交通省が貨物自動車運送事業法に基づく「特別監査の立入検査」を実施したのは、東京・港区の郵便局です。

この問題は、日本郵便で配達業務の前後に義務づけられている「点呼」について、全国2391の郵便局で適切に実施されていなかったものです。

国土交通省は今後、問題があったとされる郵便局などに対し、順次、特別監査を実施し詳しく調べる方針です。

けさの閣議後の会見で中野国交大臣は、点呼業務の不備に関して「輸送の安全の確保を揺るがしかねないもの」としたうえで、不備が確認された場合、「厳正に対処してまいりたい」と述べました。