青森市浪岡で23日に発生が確認された土砂崩れについてです。土砂は、沢沿いに道路まで流れてきましたが、西 秀記 市長は、沢の流れは安定していて、これ以上被害が拡大しないという認識を示しました。

須崎 蓮 記者
「民家からわずか50mほど離れた道路に土砂が流れ出ました。斜面に残る雪には泥が覆いかぶさっています」

土砂崩れの発生が確認されたのは、青森市浪岡の細野沢井地区です。

23日午後0時45分ごろ、「道路に土砂と水が流れている」と住民が市に連絡をしました。

市によりますと、山の斜面が崩れ、土砂が沢沿いに200mほど下流にある市道にまで流れ出ました。

道路には長さ約50m、深さ最大5cmの土砂が堆積し、23日に市や消防などが撤去しました。

24日は、西 秀記 市長が現場を視察し、現在も雪解け水とともに土砂が流れ出ているものの、道路に土砂が溢れないよう「土のう」が設置されていることを確認しました。

青森市 西 秀記 市長
「(沢の)流れの確保ができているので、いま現在では、これ以上の被害にはならない認識でいる」

Q.考えらえる要因は?
「雪が多かったということ。そして、雪解けが一気に進んだというところだと思う」

市は、土砂崩れの被害はこれ以上広がらないと見られるとしています。

土砂崩れが発生した場所はまだ雪が深いため、青森市は、雪解けしたあとに全容を把握したいとしています。