就職や入学など新年度の環境の変化が原因で心や体に異変が起きる「五月病」。連休から日常に戻るゴールデンウィーク明けに注意が必要です。どう対処したらいいのでしょうか。専門家に聞きました。

「五月病」とは新年度の進学や就職などで環境が大きく変わり、張り詰めていた心の糸がゴールデンウィークの連休明けのタイミングなどで切れて、やる気や集中力が低下したり心身に不調があらわれたりすることを指します。
具体的には「気持ちが憂うつ」や「集中力が続かない」といった心の症状、「腹痛」や「すぐ疲れやすい」といった身体的な症状が挙げられます。
ではこの「五月病」は実際にどういう人が発症しやすいのでしょうか?専門家に聞きました。

竹内スリープメンタルクリニック 竹内正志 院長
「完璧主義な人、全部しなければいけないとすごく頑張ってしまう人。対人的な不安緊張が強い人だと、新しい環境に慣れるまでに疲れ切ってしまって、五月病の症状が出る人がいる。どんな方でも起こり得ると言われている。フレッシュマンとか、少し新人から少し時間が経った中堅の方はなりやすい」