瀬戸内海の島々を巡って、子どもたちに読書の楽しさを伝える香川県の「こども図書館船」が就航し、記念の式典が行われました。

きょう(24日)就航した香川県のこども図書館船「ほんのもり号」です。船を寄贈した世界的建築家の安藤忠雄さんと、香川県の池田知事らがテープカットして就航を祝いました。

船内には、絵本や図鑑、瀬戸内に関連した本など約2000冊が揃っています。

(建築家 安藤忠雄さん)
「本を読むことをしっかりする子どもに成長して、世界中に出て行ってもらえるような力強い子どもになってほしい」

運航初日のきょう(24日)、「ほんのもり号」がやってきたのは高松市沖の男木島です。子どもたちや住民の歓迎を受けました。

(子どもたちによる歓迎の言葉)
「図書館船を作ってくれてありがとうございました。これからもたくさん本を読みたいです」

男木小・中学校の児童生徒8人が、さっそく船の中で読書を楽しみました。

(体験した子ども)
「海の生き物図鑑という本です。海の上にいながら本を読めるのが楽しいです」

「ほんのもり号」の春季の運航は、6月末までに小豆島や伊吹島など10回ほどが予定されています。